一緒に「考えつづけ」ませんか?

2025年9月16日にChange.orgで署名「NHK『性暴力を考える』サイトを消さないで」を立ち上げた〈サイト存続を求める会〉有志 の皆さんと、わたしたち「性暴力を考えつづける」編集部が、共同執筆したメッセージです。
性暴力を考えつづける編集部 2026.07.07
誰でも

署名をしてくださった皆さま、お元気ですか。

わたしたちのあげた小さな声に応えてくださり、本当にありがとうございます。

本日は皆さまに、「一緒に新しいプラットフォームをつくりませんか?」というお誘いをしたくて、ご連絡しました。

これまで、わたしたちは、サイトの復活を願いながらNHKや総務省と対話をかさねてきました。

わたしたちのあずかり知らぬところで、各省庁の思惑、および「民業圧迫」の議論のなかでの数々の誤解によって、「性暴力を考える」が失われてしまったことが、本当に残念だったからです。

ただ、もしかすると、最初から、目線をあわせた対話をする相手だとは思っていただけなかったのかもしれません。

それでもわたしたちは、同サイトの意義やはたしていた役割を伝えるとともに、

「NHKができないのであれば、他のメディアでもかまいません。むしろひとつの組織に依存しない、メディア横断的なプラットフォームを新たに構築することはできないのでしょうか」

と提案してきました。

でも、いくら語りかけても、お返事を待っていても、手を差しのべてくれる人は現れませんでした。

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

失意のなかで、わたしたちは考えました。

「勇気を出して、自分たちでやってみたい」と。

「性暴力を考える」のはたしていた役割を引き継ぎたい。

自分たちの力で、自分たちの声で、「性暴力を考えつづけたい」と。

「性暴力を考える」は、わたしたち性暴力被害者、および家族、友人、専門家にとって、唯一の、かけがえのない場でした。

当事者の声により社会を変えていくために必要な機能を備えた場であると同時に、性暴力被害という困難な経験の後にありながら、社会と再びつながる場、学びの場でありました。

「性暴力被害者にそんな大それたことができるわけがない」と思われるかもしれません。

わたしたちにも、わたしたちの想いが、信頼に足ると認めてもらえるのか、どうなのか、わかりません。

それに、認めてもらえても、もしかすると、最初はとてもちっぽけで、弱弱しく、みっともないスタートになるかもしれません。

でも、同じ想いを持つ仲間がひとり、またひとりと集まり、このようなプラットフォーム「#性暴力を考えつづける」をひらくことができました。

わたしたちは、もっと考えていきたいです。

性暴力について考えることは、本来、被害を受けた人だけが担うべき仕事ではありませんが、現実には、多くの被害者が、自分の経験を語り、説明し、社会を変えるための負担まで引き受けています。

その構造を変えたいのです。

このプラットフォームは、被害当事者、当事者の家族や友人、知人、支援者、ジャーナリスト、研究者、そのほか多くの人たちが、それぞれの速度と境界線を尊重しながら、性暴力について考えつづけるための場所です。

疲れたときは離れてもいい。

話せないときは黙っていてもいい。

それでも、社会を変えることをあきらめない。

考えつづけている誰かの存在を感じていたい。

そんな方たちのために、このプラットフォームでは、2種類のニュースレターを発行します。

次のような内容です。

① 「性暴力を考えつづける」ための最新情報や研究、当事者の声を伝えるオリジナル記事の配信(月2回程度)

② メディア各社から「性暴力」に関するどんな発信があったのか、これさえ読めば一目でわかるまとめ記事の配信(毎週1回)

どなたでもメールを登録さえすれば、ニュースレターが無料で届きます。②については、どなたでもお読みいただけます。①のオリジナル記事については、記事内容を読めるのはサポート会員限定となります。

もちろん、このコミュニティに来る人が一息つけるような配信や、おすすめの本、映画などを紹介する記事も配信していきます。

現状、全ての関係者がボランティアでのスタートをしています。

助成金も申請していますが、どうなるかはわかりません。

当面は、皆さまのサポートのみにより活動していくことになります。

ご支援をいただけますとありがたいです!

また、わたしたちは、この場を、小さくても声を発し、お互いの声を聴き、あつめ、ひらき、ともに考えるコミュニティとして、育てていきたいと考えています。

わたしたちには、このような場が必要です。

このような場がなければ、社会を少しも変えていけないからです。

「なぜわたしたちは、被害にあわなければならなかったのか」

「なぜ社会から放り出されなければならなかったのか」

「痛みを胸に抱きながら、どんな未来をつくっていけるのか」

こうした問いから自由になって過ごすことのできる日は、一日たりともありません。

だからこそ、わたしたちは、被害にあっても、再び社会とつながりたい。

応援していただけると、とてもうれしいです!

〈NHK「性暴力を考える」サイト存続を求める会〉有志

「性暴力を考えつづける」編集部

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