【今週の注目記事】家庭内性暴力の被害者が裁判をする意義/「今はスコーンを焼いています」元自衛官の五ノ井さんが語る

「性暴力を考えつづける」は、毎週、性暴力に関連してメディア各社が発信した記事の中から、今知っておくべき厳選した情報をピックアップしてお届けします。今週配信された記事の中から、編集部が選んだのはこちらの3本の記事。そして各地での取り組みを取り上げた記事をまとめました。
プラネチカ編集部 2026.07.17
誰でも

今週も「#性暴力を考えつづける」ニュースレターを開いてくださり、ありがとうございます。

性暴力に関する出来事に触れたり、考えつづけることは、ときに心を消耗させます。

苦しいときは、全部を読まなくても大丈夫です。

疲れたときは離れてもいい。
話せないときは黙っていていい。
それでも、社会を変えることをあきらめない。

この場所が、考えつづけている誰かの存在を感じられる場所になればと思います。

ここからはじまる対話をメディアへ、政治へ、社会へ届けていきます。

家庭内で性虐待を受けた被害者が法廷で実父や元養父に対峙し有罪を勝ち取る事件が相次いでいると朝日新聞が報じしています。記事では、実父に高校生のころから性交を強要された、現在は30代の女性の証言を紹介。準強姦罪に問われた56歳の実父には去年、岐阜地裁で懲役9年の判決が言い渡されました。性虐待に詳しい専門家は「子ども時代の性虐待は自分が悪かったと思いがち。裁判所にあなたは悪くなかったと言ってもらう意味は大きい」と指摘しています。

朝日新聞のサイトより

朝日新聞のサイトより

陸上自衛隊で性被害を受けたことを実名で告発し、刑事裁判、民事裁判の闘いを終えた元自衛官の五ノ井里奈さん(26)の近況を共同通信が伝えています。性被害者を救う団体を立ち上げたものの、フラッシュバックに襲われて断念せざるを得なかった事情などを五ノ井さんが赤裸々に語りました。現在はスコーンの店で働き、「等身大の生活」を歩み始めています。

47NEWSより

47NEWSより

加害男性の「同意の上と思い込んでいた」という主張を鵜呑みにし、「有名人に近づいていい思いをして手のひらを返す港区女子だろ」と一蹴してしまう男性検察官。女性の弁護士が抗議すると「女性の味方をして男を陥れ、金を取ろうとしている女弁護士」というレッテルを貼るような発言。そんなおぞましいことが起きているといいます。「同意誤信」の問題を朝日新聞が取り上げました。「検察がおかしくなっている」という声が相次いでいるという弁護士ドットコムの記事も注目です。

朝日新聞のサイトより

朝日新聞のサイトより

性暴力と向かい合う様々な取り組み

このほかにも、性暴力のない社会に向けての様々な取り組みが紹介されていたので、以下にまとめました。

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