【今週の注目記事】性暴力被害者に「なぜ逃げなかった」と聞く残酷さ理解すべき / 「セクストーション」「グルーミング」/ 性暴力防ぐ「アクティブバイスタンダー」とは
今週も「#性暴力を考えつづける」ニュースレターを開いてくださり、ありがとうございます。
性暴力に関する出来事に触れたり、考えつづけることは、ときに心を消耗させます。
苦しいときは、全部を読まなくても大丈夫です。
疲れたときは離れてもいい。
話せないときは黙っていていい。
それでも、社会を変えることをあきらめない。
この場所が、考えつづけている誰かの存在を感じられる場所になればと思います。
ここからはじまる対話をメディアへ、政治へ、社会へ届けていきます。
大阪地検の元検事正が部下の女性検事(8月に退職)に性的暴行を加えたとして準強制性交等罪に問われた事件の第2回公判が2年ぶりに10月27日に開かれることになりました。被告は初公判で起訴内容を認めましたが、一転して弁護人が「同意があったと思っていた」などとして無罪主張の方針に変更。朝日新聞は、飲酒の影響や上司・部下の関係によって、抵抗することが著しく困難な「抗拒不能」だったかどうかが主な争点となる見通しだと伝えています
「司法は性暴力に理解が足りないのか」。検察官として性犯罪や性虐待の捜査に長く関わり、大阪地検の元検事正からの性暴力被害を訴える女性の代理人も務める田中嘉寿子弁護士に朝日新聞がインタビューしています。

<a href='https://www.asahi.com/articles/ASVB92TJ5VB9UTFL00MM.html' target='_blank' rel='nofollow noindex noreferrer'>digital.asahi.com/articles/ASVB9…</a>被害者の笑顔の意味は 元検事は問う、司法は性暴力を理解しているか:朝日新聞 性暴力事件の捜査で警察や検察の「2次加害」や、性的行為の「同意」をめぐる裁判所の判断に批判が絶えない。司法は性暴力に理digital.asahi.com
性暴力を防ぐ「アクティブバイスタンダー」とは
アメリカの大学で女性が性的暴行を受けたと訴えている事件で、被害女性に連帯を示す合言葉が広がっているとTBSが伝えています。
日本では2019年、大学での性暴力事件をきっかけに「SafeCampus」が設立され、性暴力を防ぐ活動を続けていて、暴力を目撃したとき、第三者ができる「5D」行動について、2025年、慶應塾生新聞が取材し紹介しています。
こちらは2年前の東京新聞の記事ですが、ハラスメントや性暴力などの現場に居合わせた第三者が、加害者の行為を妨げる「アクティブ・バイスタンダー」について紹介しています。
「セクストーション」「グルーミング」 周りの大人が知っておくことも大切
子どもに自分の裸や性的な画像を送らせ脅迫に使う「セクストーション」。今年、イギリスの相談窓口に寄せられた被害報告が前年の2倍を超え被害者の95%を少年が占めているとThe Independent(Japanese)が伝えています。また、福井市の元サッカーチーム監督の男が不同意性交等などの罪に問われている事件で、裁判で犯罪心理学の専門家が児童らは加害者がわいせつ目的を隠して被害者を手なずける「性的グルーミング」を受けていたと指摘したと福井テレビが伝えています。
愛知県の私立高校での盗撮 少年1人が書類送検
この事件については、共同通信が9月に、高校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に該当する可能性があるとして調査を始めると報じました。記事によると、教室内で小型カメラが発見されたのは4月で高校が調査開始を決定したのは8月。無断で撮影された画像が交流サイト(SNS)上で複数の生徒に共有され、心理的苦痛で登校が困難になり転学した女子生徒がいたことを受けてとのこと。盗撮は「犯罪」です。内閣府も解説記事を出しています。

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2023年の法改正で、「強制性交等罪」は「不同意性交等罪」に改められました。処罰の対象になる「同意しないこと、同意しない意思を示すこと、同意しない意思を貫くことが難しい状態での性的行為」について、わかりやすく解説した記事をご紹介します。<br />
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<a href='https://www.gov-online.go.jp/article/202610/entry-11657.html' target='_blank' rel='nofollow noindex noreferrer'>gov-online.go.jp/article/202610…</a>性犯罪の新ルール どんな行為が犯罪になる? | 政府広報オンライン性犯罪に、より適切に対処できるよう令和5年(2023年)に、「強制性交等罪」は「不同意性交等罪」に改められました。また、www.gov-online.go.jp
最後に、「プラネチカ」のアドバイザーも務める元朝日新聞記者の河原理子・東京大学大学院客員教授らとオーストラリアでジャーナリズムとトラウマに関する情報発信をしている「ダートセンターアジア太平洋支部(現在はアジア太平洋ジャーナリズム・トラウマセンター)」での研修に参加した朝日新聞の記者の記事を紹介したいと思います。取材者がトラウマについて知り、トラウマを抱えた人に取材する際の注意点や自らのストレスに対処する方法を学ぶ大切さを伝えています。

今週の「今週の注目記事」は山本恵子が担当しました。 「性暴力を考えつづける」では、毎週メールマガジンを配信、サポート会員向けにはオリジナルの記事も配信しています。
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